アルトコインとは?-ビットコイン以外の仮想通貨の銘柄について

仮想通貨はビットコインだけではなく、ほかにも世界中に様々な銘柄が存在します。ビットコイン以外の仮想通貨の銘柄をまとめて「アルトコイン」と呼びます。「アルト」というのは、「代わりの、別の」という意味の “alternative” という英単語に由来します。

世界中に1,000以上の銘柄が存在

2009年にビットコインが誕生して以来、同様のシステムを持つ仮想通貨が次々とリリースされており、2017年10月16日時点で、全世界で1000種類以上の仮想通貨銘柄が存在します。

【時価総額上位の仮想通貨銘柄(CoinMarketCap.comより, 2017年10月16日現在)】

その中でも主要なものを紹介していきます。

イーサリアム(Ethereum, Ether, ETH)

概要

イーサリアムは仮想通貨の中でビットコインに次いで時価総額が大きく、2017年10月20日現在の時価総額は約3兆3,000億円にもなっています。

通貨単位はイーサ(Ether)で、正確には「イーサリアム」とはイーサの取引システム全体を指すのですが、通貨を指して「イーサリアム」という言葉が使われることも多くなっています。

仮想通貨全体の時価総額に占める割合を見ると、時価総額が10兆円を超えたビットコインが55.76%、約3兆3千億円のイーサリアムが17.29%となっており、ビットコインとイーサリアムで全体の70%以上を占めます。

【仮想通貨全体に占める時価総額の割合(CoinMarketCap.comより)】

イーサリアムの価格推移

イーサリアムの価格は2015年7月のリリース以降、2017年10月までの間、下記のように推移しています。

【イーサリアムの価格推移(Etherscan.ioより)】


2015年7月のリリース後、2016年1月までは1ETH=1~2ドルでしたが、2月頃から価格が上昇し、同年6月には1ETH=20ドルになりました。

2016年後半は価格が下落していき、12月には1ETH=7ドルまで下がったものの、2017年に入ると再び上昇に転じ、同年6月に1ETH=394ドルまで上昇しました。その後も下落と上昇を経ながらも、ビットコインに次ぐ第2位の仮想通貨として高い人気を誇っています。

イーサリアムの取扱い業者

イーサリアムは下記の販売所・取引所で取引できます。

  • bitFlyer
  • bitbank
  • BITPoint
  • coincheck
  • Kraken
  • QUOINEX
  • Zaif
  • みんなのビットコイン
  • GMOコイン
  • BitTrade

 

リップル(Ripple, XRP)

概要

リップルとは米国サンフランシスコに本社を置くRipple Labs Inc.社が運営する決済システムおよび送金ネットワークで、このネットワークで使用される仮想通貨を「リップル(XRP)」や「リップルコイン」と呼びます。

現在の時価総額は全仮想通貨の中で第3位の9,000億円以上(2017年10月20日現在)です。2015年頃は、リップルがビットコインに次いで2番目に時価総額が高い仮想通貨でした。その後イーサリアムに追い抜かれて現在は第3位となっていますが、今後の価格上昇が見込める有望なアルトコインとして根強い人気があります。

リップルは、中央管理者が存在しないビットコインなどの他の仮想通貨と異なり、Ripple Labs Inc.社(以下、リップル社)という明確な運営主体が存在することが特徴です。

リップル社はリップルネットワークを運営するだけでなく、次世代決済インフラ「リップルコネクト」を開発・提供しています。

「リップルコネクト」とは、銀行同士が中継銀行を介さずに直接取引することによって送金コストの削減や取引時間の短縮を実現するシステムで、世界の大手金融機関でも導入が進んでいます。

日本でもSBIホールディングスが2016年1月にリップル社に出資を行い、同年5月にはリップル社と共同でSBI Ripple Asia株式会社を設立しています。

リップル社は2017年10月に「リップルネットワークの参加金融機関が100社を突破した」とするプレスリリースを出しており、世界的な経済紙Forbesが選出する革新的な金融サービスを展開する企業のリスト「The Fintech 50」にも選ばれるなど、フィンテック分野において大きく注目されるベンチャー企業となっています。

リップルの価格推移

リップルの価格は下記のように推移しています(縦軸はJPY、2014年10月5日~2017年10月19日)。

Ripple.comより】

2014年末に1XRP=3円程度に上がった後、1円以下の状態が続いていましたが、2017年4月から5月にかけて大きく値を上げ、1XRP=45円にまで上昇しました。2017年10月現在、20~30円前後で推移しています。

日本国内ではまだ取扱い業者が少ない状況ですが、大きなポテンシャルを持つ仮想通貨と言えそうです。

リップルの取扱い業者

リップルは下記の販売所・取引所で取引できます。

  • bitbank
  • coincheck
  • Kraken
  • BitTrade

 

ビットコインキャッシュ

概要

ビットコインキャッシュは2017年8月2日にビットコインからの分裂によって誕生した仮想通貨です。ビットコインキャッシュはビットコインと比べ、取引処理能力やセキュリティ面の機能が向上されています。

ビットコインの分裂とは

2017.11.22

ビットコインキャッシュの価格推移

2017年10月20日現在のビットコインキャッシュの時価総額はおよそ6,000億円となっており、全ての仮想通貨の中で第4位です。

ビットコインキャッシュの価格は下記のように推移しています(2017年8月2日~10月20日)。

bitFlyerより】

2017年8月初めの誕生直後に値下がりし、その後1BCH=10万円近くまで上昇しましたが、その後の価格は下降傾向となっています。

とはいえ、ビットコインが分裂を迎える際にビットコインキャッシュは避難先の通貨として需要が高まるとも言われており、今後の成長が期待できる仮想通貨です。

通貨コードについて

ビットコインキャッシュの通貨コードは、「BCC」と「BCH」の2種類が使われています。

ビットコインキャッシュ公式サイトを含む多くのサイトで「BCC」の表記が使われているものの、実は「BCC」はすでにBitConnectという別の仮想通貨のコードとして使用されていたため、BitConnectを取り扱う取引所ではビットコインキャッシュに「BCC」のコードを割り当てることができませんでした。

そのため、ビットコインキャッシュに対しては他の通貨のコードと重複しない「BCH」を使おうという声が上がったのです。日本国内の取引所でも、例えばCoincheckが2017年8月4日にビットコインキャッシュの通貨コード表記を「BCC」から「BCH」に変更しています。

ビットコインキャッシュの取扱い業者

ビットコインキャッシュは下記の販売所・取引所で取引できます。

  • bitFlyer
  • bitbank
  • BITPoint
  • BTCBOX
  • Coincheck
  • フィスコ仮想通貨取引所(2017年9月に入出金を開始、売買取引は対応予定)
  • QUOINEX
  • Zaif
  • みんなのビットコイン
  • GMOコイン
  • BitTrade

 

ライトコイン

ライトコインは、ビットコインから派生して2011年に誕生した仮想通貨です。

2017年10月20日現在の時価総額はおよそ3,500億円で、仮想通貨の中で第5位となっています。

ライトコインは「ビットコインを金とするならば、銀のような仮想通貨を目指す」というビジョンのもとで開発され、その理念の通り、「希少性や市場価値はビットコインよりも低いものの、最大発行量や取引のしやすさの点でビットコインを上回る」という特徴を持ちます。

具体的には下記のような特徴があります。

ビットコイン ライトコイン
最大発行量 2,100万BTC 8,400万LTC
採掘の難易度 高い 低い
平均ブロック生成時間 約10分 約2.5分

ライトコインの取扱い業者

ライトコインは下記の販売所・取引所で取引できます。

  • bitFlyer
  • bitbank
  • coincheck
  • GMOコイン
  • Kraken
  • BitTrade

 

モナコイン(モナーコイン)

モナコインは2014年1月1日にリリースされた、日本発の仮想通貨です。掲示板サイト「2ちゃんねる」のソフトウェア板でMr.Watanabe(わたなべ氏)という人物によって開発されました。通貨単位は「MONA」です。

上述のように開発者は明確ですが、モナコインのシステムは利用者が形成するネットワークによって維持されているため、ビットコインと同様、中央管理者は存在しません。

リリース以来、価格は1MONA=100円以下で推移していましたが、2017年10月12日から14日にかけて価格が急騰し、600円以上まで値上がりしました。10月3日に大手販売・取引所bitFlyerがモナコインの取扱いを開始したことが要因と言われています。

モナコインの取扱い業者

モナコインは下記の販売所・取引所で取引できます。

  • bitFlyer
  • Zaif
 

銘柄の多さも仮想通貨の特徴

冒頭で紹介したように、アルトコインは上記以外にも比較しきれないほど多数の銘柄が存在します。投資対象の銘柄の選択肢が非常に多いのも、仮想通貨投資の大きな特徴です。

現時点でランキング下位の銘柄は注目度が低く1通貨単位あたりの価格も安いですが、それぞれの特徴を調べて選ぶ楽しみがあり、今後人気が高まれば大きなリターンを得ることができる可能性もあります。どの銘柄に投資するか、楽しみながら選んでみてはいかがでしょうか。