11/25 ビットコインダイヤモンド誕生、大手では唯一コインチェックが対応を表明

11/25 ビットコインダイヤモンド誕生

日本時間の25日未明、ビットコインのブロック高495866の時点で、ビットコインのブロックチェーンから分岐する形で新たな仮想通貨「ビットコインダイヤモンド」が誕生しました。

ビットコインやイーサリアムなどの開発チームには実名を明らかにしているメンバーもいますが、ビットコインダイヤモンドの開発チームのメンバーは現時点で完全に匿名となっており、謎に包まれています。

公式サイトによれば、ビットコインダイヤモンドはブロックサイズの上限が8MBとビットコインよりも大きくなっており、発行量の上限もビットコインの10倍の2億1,000万枚となっています。

過去に分裂によって誕生したビットコインキャッシュやビットコインゴールドは、ビットコイン保有者に対して保有していたビットコインと同じ数量が付与されましたが、今回のビットコインダイヤモンドは保有ビットコインに対して1:10の割合で付与されるということです。

すなわち、分岐時点(ビットコインのブロック高495866の時点)でビットコインを保有しており、かつビットコインを保管していた取引所がビットコインダイヤモンドの取扱いを行う場合は、1BTCにつき10BTD(ビットコインダイヤモンド)が付与されます。

国内の取引所の反応

ビットコインキャッシュやゴールドの分裂の際には、各取引所は分裂前にビットコインの取引を一時停止したり、対応について検討中とする発表を出したりしていました。

しかし今回の分裂では、日本国内の取引所はほぼ全てがビットコインダイヤモンドについて何も発表しておらず、唯一BTCBoxのみが「安全性等に問題がないと判断できた場合に付与する」と表明していました。

各取引所が今回の分裂に無反応だった背景には、分裂の増加があると見られます。ここ最近でビットコインからの分裂によって新たなコインを誕生させる動きが増加しており、「スーパービットコイン」「ビットコインプラチナム」「ビットコインウラン」など、年末から年初にかけて複数のフォークコイン誕生の話が出てきています。

これらの分裂については不確かな情報が多く、実際に行われるのかどうかも不明な状況です。取引所としてはこれら全ての分裂に対応することは困難な状況となったため、今回のビットコインダイヤモンドの分裂について対応を行わなかったものと見られます。

ところが、26日になってコインチェックが「問題が確認されない限りビットコインダイヤモンドの付与を行う」とTwitterで発表しました。

2017年11月29日時点でビットコインダイヤモンドの価格は1BTD=約0.0059BTC(約7,000円)と、予想外の高水準となっています。また、今回のビットコインダイヤモンドを含むこれまでの複数のフォークコインを迅速に付与・取扱い開始してきたBinance(バイナンス)のような海外の取引所に日本国内のビットコイン保有者が資産を移す動きが出始めています。これらの状況から、コインチェックもビットコインダイヤモンドの付与に踏み切ったものと推測されます。

【12/1 追記】
コインチェックが11月30日、公式ブログで新たにビットコインダイヤモンドへの対応方針を発表しました。

安全性やブロック生成の安定性などに問題がないと判断された場合は、分岐発生時点でビットコインを保有していたユーザーに対してビットコインダイヤモンドの付与を行うということです。付与の時期については未定とされています。

2017年11月24日「Bitcoin Diamond」に係る分岐の対応方針について – Coincheck Blog

今後のフォークコイン誕生について

今後も複数のフォークコイン誕生の情報がありますが、詳しいことは不明なままです。本日(11月29日)もビットコインプラチナムが誕生予定でしたが、直前になって12月12日に延期されました。

本流のビットコインはというと、ビットコインダイヤモンドの誕生や「プラチナム」のフォーク延期といったイベントの影響をさほど受けることなく、100万円以上を維持しながら上昇を続けています。このことからも、取引所にとっても市場にとっても、フォークコインの発生による影響が以前より落ち着いてきていることがわかります。

とはいえ、12月は2件のフォークコイン誕生の予定と、米大手CMEグループのビットコイン先物上場予定があり、相場の予測は難しい状況です。今後のハードフォークについても、引き続き注意深く情報を追っていく必要がありそうです。