ビットフライヤーが現物取引とFXの価格乖離縮小に向けた施策を検討 ユーザーに波紋広がる

国内最大規模の仮想通貨取引所ビットフライヤーが、ビットコインの現物取引とFX取引の価格の乖離を縮小することを目的とした施策の実施を検討していると発表し、ユーザーに波紋が広がっています。

ビットフライヤーは28日、「重要なお知らせ」として公式サイトで下記の内容をアナウンスしました。

ビットフライヤーによる発表(12/28)の要約
価格乖離が一定水準以上になった場合に、価格乖離が拡大する方向の約定を行ったユーザーから約定金額(日本円)に応じた金額を徴収し、縮小する方向の約定を行ったユーザーに付与する取引ルールの導入を検討中

【重要】Lightning 現物(BTC/JPY) と Lightning FX の価格乖離縮小を目的とした施策実施の検討について

Lightning FX をお客様に安心してビットコイン取引を出来る場としてご利用いただくため、Lightning 現物(BTC/JPY)と Lightning FX の価格乖離の縮小を目的として、近日中に以下の施策の実施を検討しております。

価格乖離が当社の定めた一定水準以上になった場合には、価格乖離が拡大する方向の約定をされたお客様から約定金額(日本円)に応じた金額を徴収し、縮小する方向の約定をされたお客様に付与する取引ルールです。

徴収・付与する金額は約定金額(日本円)に対して価格乖離の程度に応じて決定される比率を乗じて算出されます。

施策の詳細については引き続き検討をいたします。

なお詳細について個別のご質問にはお答えいたしかねます。

ビットフライヤーより】

ビットフライヤーにおけるビットコイン価格は、今月17日11時の時点で現物取引が約218万円、FX取引で約280万円と約30%乖離しており、異常とも言える状況になっていました。

同日、同社はユーザーに価格乖離の拡大を抑制するための施策を検討している旨を通知し、ビットフライヤーにおけるビットコインFXの価格は同日昼過ぎ、約250万円まで下落しました。

価格の乖離は現物価格約217万円に対して約15%に縮小しましたが、唐突かつ詳細が不明なままの発表によってFX取引価格が急落したことに対し、ユーザーからは批判の声が上がっていました。

 

28日の発表では、「価格乖離が一定水準以上になった場合に、価格乖離が拡大する方向の約定を行ったユーザーから約定金額(日本円)に応じた金額を徴収し、縮小する方向の約定を行ったユーザーに付与する取引ルールの導入を検討中」としており、詳細については引き続き検討中とされています。

価格の乖離を放置すればいずれ価格の乱高下を招くリスクが高く、長期的に見れば取引参加者への不利益が予想されるため、取引所による何らかの対策・介入は行わざるを得ないとも言えます。

とは言え、相次ぐ発表と相場の乱高下に、「取引ルールを適用する価格乖離の水準が不明」「相場を混乱させている」など、ユーザーからは戸惑いや批判の声が上がっています。