ビットコイン100万円割れ、フェイスブックの広告禁止措置や「テザー・ショック」が影響か

ビットコイン価格は今年に入り下落を続けていましたが、2日15時半現在1BTC=約93万円となり、昨年11月後半以来約2ヶ月ぶりに100万円を下回る水準となっています。

 

TradingViewのデータを加工】


フェイスブックによる仮想通貨広告禁止の発表

下落の要因の一つとして先月30日にフェイスブックが「自社のネットワーク上において仮想通貨やICO(新規仮想通貨発行による資金調達)に関する広告を禁止する」との発表を行ったことの影響があると見られます。

 

この禁止措置は同社の子会社であるインスタグラムのサービス上でも適用するとされており、世界的な広告媒体であるフェイスブックやインスタグラムがこのような禁止措置をとったというニュースは市場に衝撃を与えました。

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2017.11.24

Tether(テザー)の不正疑惑

加えて、時価総額ランキング第18位(2日15時半時点)の仮想通貨「Tether(テザー)」を発行する企業が不正を行っている疑いがあるとして、米商品先物取引委員会(CFTC)が調査を開始したとの報道があり、仮想通貨市場の全面安状況に拍車がかかっています。

 

テザーはTether Limited社によって発行される仮想通貨で、価格がUSドルやユーロと連動する点が特徴です。「送金手数料が安い」「即時取引が可能」といった仮想通貨の利点と、価格の大きな変動がないという法定通貨の利点を併せ持つ通貨であり、最近では規制によって人民元での取引が難しくなった中国の投資家の間でさかんに取引されるようになっていました。

 

ところが以前からTether Limited社は本来テザーの価値の裏付けとして保有しているはずの法定通貨を保有していないのではないかという疑惑が持たれており、ついにCFTCによる調査が開始されたようです。

 

テザーについては昨年からハッキング事件の発生や法定通貨の裏付けのない大量のテザーが発行されているのではないかとの疑惑があり、仮想通貨ユーザーの間で不信感が広がっています。

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