2017年10月に起こった仮想通貨にまつわる出来事を紹介します。過去のニュースと値動きを振り返って、今後の投資に活かしましょう!
10/2 bitFlyerがモナコインの取扱いを開始
10月2日、国内最大級の業者であるビットフライヤーがモナコインの取扱いを開始することを発表しました。
【Monacoin 取扱い開始!】
bitFlyer にログインし、「アルトコイン販売所」から「モナコイン」を選択してご利用ください。日本円から直接モナコインの売買が可能です。https://t.co/Q6xDbSjp5g pic.twitter.com/MjlLblMfuF— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) 2017年10月2日
10/13-14 モナコイン急騰
2日のビットフライヤーによる取扱い開始発表を受け、モナコインは50円台からじわじわと値を上げ、13日から14日にかけて一時700円以上まで急騰しました。

【ビットフライヤーのデータを元に作成】
その後11月になって価格は1MONA=300円台に落ち着いていますが、年初の1MONA=3円からおよそ100倍の水準となっています。

【ビットフライヤーのデータを元に作成】
大手取引所が取扱い開始を発表した通貨は、その後値上がりの可能性あり!
10/24 ビットコインゴールド誕生
10月24日、ビットコインブロックチェーンが491,407番目のブロックに達した時点において分岐(ハードフォーク)が発生し、新たにビットコインゴールド(BTG)が誕生しました。
⇒「ビットコインの分裂とは」の記事へ
ビットコインゴールドはLightningASICという香港のマイニング企業が主導するもので、従来のマイニング機器が使えない仕様のため、マイナーの集権化を防げるなどの利点があるとされます。
しかしながら、安全性やブロックが安定的に生成されるかということが不明瞭なため、国内の取引所ではビットコインゴールドの取扱いを「当面行わない」または「未定」とするところが多くなっています。
10/25 GMOコインがライトコインの取扱いを開始
GMOインターネットグループが運営する仮想通貨販売所GMOコインで、ライトコインの購入・売買機能の提供が開始されました。
GMOコインは、今後リップルやイーサリアムクラシックなどのアルトコインについても取扱いを開始する予定としています。
GMOコインが2017年11月29日よりリップルの取扱いを開始することを発表しました。
10/27 金融庁がICOに関する注意喚起を発表
日本の金融庁が、仮想通貨を利用した資金調達法「ICO」に関する注意喚起を発表しました。
⇒「仮想通貨を利用したICOとは」の記事へ
金融庁が発表した注意喚起は、次のような内容になっています。
- ICOはリスクが高いものであることを指摘
- 利用者は高いリスクがあることを理解してトークンの購入を行うように注意喚起
- 事業者は、自らのサービスが資金決済法や金融商品取引法等の規制対象となる場合には、関係法令において求められる義務を適切に履行する必要があるとする(仮想通貨交換業者として登録が必要になる場合などがある)
今回の注意喚起は主にICOのリスクを指摘するものですが、今後法規制が整ったり事例が増えたりすることで、ICOがさらなる広がりを見せることが期待されます。
10/31 ビットコイン、史上最高値を更新し6400ドル台に
1BTCの価格が6400ドル台、日本円で70万円以上となりました。
11月のSegwit2xに係るハードフォークに向け、ビットコイン価格は下落するのではないかとの見方が強くなっていましたが、むしろハードフォーク時にビットコインを保有していれば、ビットコインキャッシュの分裂時と同様に新通貨の付与を受けられるのではないかという期待が強く、上げ相場となったようです。
まとめ:10月のビットコインの値動き

【ビットフライヤーより】
10月初め、ビットコイン価格は約49万円からスタートし、同月末には1BTC=70万円近くまで上昇しました。
11月に「Segwit2xハードフォーク」が控えており、価格の下落を心配する声も強かったものの、結果的に10月もビットコイン価格は順調に上昇を続け、1か月で約20万円の値上がり、上昇率70%となりました。